脳卒中後遺症⑧
皆様、こんにちは。
沖縄県西原町で「脳卒中後遺症・関節痛専門サロン ひなた」を開業しております。
「ひなた」です。
毎回、脳卒中後遺症や関節痛などについて一般の方に分かりやすいようにお話させて頂いてます。
今回のテーマは「高次脳機能」
なんじゃそれ!?また聞きなれないワードが出てきた!
私たちが社会で生きていくために必要な機能です!
例えば「記憶」
皆さんは「記憶」はなぜ必要だと思いますか?
「受験のために覚える!」とかではなくて…
生存するために、絶対不可欠な能力ではありませんよね?
人の三大欲求も「食欲」「睡眠欲」「性欲」ですよね~。(「性欲」は「排泄欲」に置き換えられることもあります)
「記憶欲」なるものは基本的な欲求には含まれません。なので、基本的に生きていくために絶対不可欠なものではありません。
では、なぜ私たちは「記憶」を大切にするのでしょうか?
動物にとっては隠した食べ物の場所を覚えなければいけません。覚えなければ生きていけないのです。
だから、脳の中の臭い(ニオイ)を司る場所は、皆様が聞きなじみのある「海馬」という記憶を司る場所の近くにあります。
私たちの住む現代は、「覚えなければ」食べ物にありつけないなんてないですよね?
私の勝手な解釈かも知れませんが、私たちにとっての「記憶」は約束を守ったり、仕事をこなしたり、社会のルールを守るため、社会というコミュニティーを生き抜いていくために必要な機能だと考えます。
例えば、ひと昔前、男性は立って「おしっこ」をするのが当たり前でした。
しかし、現在は「飛び散るから」などの理由から腰かけてやらなければ、奥様に怒られる、
女性に嫌われるなどの風潮で、「腰掛けて用を足す」という「ルール」に則って常識が変わり、それを「記憶」することで社会に適応しているのです。
再び「用を足す」シリーズで申し訳ありませんが、私が子供のころには、その辺(屋外)で用を足す「おじさま」をよく見かけましたが、最近はほとんど見かけません…
これも社会のルールを「記憶」することで適応しているのです!
また、重度の認知症になって、他人の食事に手を出したり、徘徊したり、大声をあげたりするのも欲求をコントロールする高次脳機能が低下することにより起こるのです。
なので、高次脳機能は社会に適応するために、必要な機能だと考えます!
今回は「記憶」がテーマでしたが、高次脳機能を説明するのは、とても複雑で難しい機能なんです。
ですが、脳卒中を患うことで、この「高次脳機能障害」となり苦しんでいる人たちがたくさん居ます。
今回この難しい「高次脳機能」をテーマにすることで、世間の皆様に少しでも理解が深まれば幸いです。
最後まで読んでいただき有難うございました!
※あくまでも個人的な見解を含みますので御了承ください。あしからず…
御相談があるかたは「脳卒中後遺症・関節痛専門サロン ひなた」で検索を!
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